京都の祇園祭を、色濃く継いでいる大津祭
滋賀県大津市で、湖国三大祭のひとつ、「大津祭」は、大津市京町にある天孫(てんそん)神社の例祭で京都祇園祭の風情を色濃く継承したす祭礼です。
天孫神社の例祭のお祭りで、江戸時代に制作された現在13基あるからくり人形が乗っている曳山(ひきやま)や厄除けの「ちまき」撒きに魅了されて多くの観光客が訪れます。
祭礼1週間前に組み立て、本祭の翌日に解体されてしまいます。
祇園祭の曳山を見習い作られた、曳山は県の無形民俗文化財です。
全13基あり、全ての曳山に見事な「からくり」が仕込まれています。
13基の曳山
- 西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)
- 源氏山(げんじやま)
- 殺生石山(せっしょうせきざん)
- 湯立山(ゆたてやま)
- 西宮蛭子山(にしのみやえびすやま)
- 孔明祈水山(こうめいきすいざん)
- 龍門滝山(りゅうもんたきやま)
- 西王母山(せいおうぼざん)
- 石橋山(しゃっきょうざん)
- 神功皇后山(じんぐうこうごうやま)
- 月宮殿山(げっきゅうでんざん)
- 猩々山(しょうじょうやま)
- 郭巨山(かっきょやま)
宵宮
2017年10月7日(土)
夕方から21時
宵宮は、からくり人形などの曳き山飾りや提灯で飾られます。暗闇に浮かび上がる様子はとても幻想的な雰囲気です。
本祭
2017年10月8日(日)
9:00~17:00
大津の市街地をゴブラン織りや精巧な金具に飾られた豪華絢爛な13基の曳山が、コンコンチキチンの囃子とともに、所望場所で見事な「からくり」を演じながら巡行します。
厄除け(無病息災)を祈念して、曳山上から撒かれる「ちまき」や手ぬぐい撒かれるのもこの祭りの名物となっています。
ちなみにこの「ちまき」は食べるものではありません。
所望場所
曳山に仕込まれた、からくりを披露する事を「所望(しょもう)」といいます。
20ヶ所ほどの所望場所ですべての曳山がからくりを披露します。
宵宮の山の場所と本祭巡行経路
大津祭り見て歩きマップ
巡行経路には路面電車(京阪電車)が通行しますので電車と曳山がすれ違います。
大津祭へのアクセス情報
<開催地>
天孫神社
滋賀県大津市京町3-3-36
<アクセス>
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線 大津駅 徒歩3分
京阪電鉄/石山坂本線 島ノ関駅または浜大津駅より徒歩5分
車の場合:名神大津ICから約5分
<お問い合せ先>
NPO大津祭曳山連盟