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安土城跡 -滋賀県近江八幡市-

(公開: 2017年05月19日)

天下布武、信長の天下統一事業の象徴「安土城」

安土城は、織田信長が天正4年(1576年)丹羽長秀に命じ、約3年の歳月をかけて完成したお城です。

天下布武、信長の天下統一事業を象徴するように安土・桃山時代の幕開けとして築城されましたが、本能寺の変で織田信長が倒れた後、一夜の内に焼失して石垣だけが残っています。
※安土城跡(あづちじょうせき)

原因は織田信雄が誤って焼き払ったという説や敗走する明智光秀軍による放火と言う説があります。
現在も天主があった山頂まで歩いてのぼることができます。

 

滋賀県近江八幡市安土城跡

 

安土城は、戦いに備えるより権威を見せつけるために築かれた従来の城とは性質が違っており、「近世城郭」と呼ばれております。
また、建造当時は琵琶湖に接していたので水城(湖城)でしたが、昭和になってから干拓によって、現在は湖岸から離れた位置にあります。

 

特別史跡安土城跡ガイダンス施設

安土城天主上層部7分の1雛型模型の展示、安土城下町から出土した遺物の展示、楽市楽座で有名な「安土山下町中掟書」の実物大パネル展示などを通して、安土城と城下町の暮らしに触れることができます。また、VR安土城ダイジェスト映像などの上映を行っています。

 

特別史跡安土城跡ガイダンス施設

 

VR安土城ダイジェスト映像

特別史跡安土城跡ガイダンス施設

 

安土城天主上層部7分の1雛型模型

特別史跡安土城跡ガイダンス施設

<入場料>
大人 200円
中学生・小学生 100円

<開館時間>
午前9時~午後5時

<休館日>
月曜日・休日の翌日・年末年始

※安土城跡にはトイレがありません。ガイダンス施設内にあるトイレのみです。利用するには、入場料が必要です。(駐車場は無料)
※当日は何度でも出入り自由です。

入場券に記載されているマーカーをAR専用ソフトで読み取れば、ARを使い当時の安土城の模様をスマートフォンなどで見る事が出来ます。

 

ARを使ってみる当時の安土城の模様

 

ARを使ってみる当時の安土城の模様

 

ARを使ってみる当時の安土城の模様

 

家臣団屋敷跡

羽柴秀吉(豊臣秀吉)や前田利家などの織田信長の家臣の屋敷跡があります。

伝 羽柴秀吉邸跡

伝 羽柴秀吉邸跡

 

伝 羽柴秀吉邸跡

 

伝前田利家邸跡の木桶(もくひ)

伝前田利家邸跡の木桶(もくひ)

 

 

大手道

「頂上 天主跡迄 登り石段四百五段あります 往復所用時間約一時間」と立て札があります。

安土城跡大手道

 

 

大手道筋の石仏

大手道の石段の一部に使われている石仏(転用石)

「転用石」とは?

石段や石垣に使われている石仏や石塔、墓石などの事です。

大手道の石段の一部に使われている石仏(転用石)

 

大手道の石段の一部に使われている石仏(転用石)

 

 

仏足石

天主台跡に向かう途中、伝二の丸の下あたりに築城当時、石垣として使われたとされる仏足石があります。

天主台跡に向かう途中、伝二の丸の下あたりに築城当時、石垣として使われたとされる仏足石があります。

 

仏足石(室町時代中期)

この仏足石は大手道などに見られる石仏と同様に築城当時単なる石材として集められ石垣に使われて居たようで昭和の初期登山道整備のとき此の付近の崩れた石垣の中から発見されました。仏足跡はお釈迦さまの足跡を表現したもので古代インドでは仏像に先立ち崇拝の対象にされて居ました。我が国では奈良の薬師寺のものが現存する最古(奈良時代、国宝)のものとして有名ですが、この仏足石は中世の数少ない遺物として大変貴重なものです。

摠見寺住職

 

 

信長公本廟

安土城跡内の、伝二の丸跡にある「織田信長公本廟」があります。
数多くある信長の墓所や霊廟の中で安土城という信長の思いが込められた城跡にある廟には、特別な感情や思いを抱いて参りに来る人も多い事でしょう。

安土城跡内の、伝二の丸跡にある「織田信長公本廟」があります。

 

 

天主台跡

背丈ほどの高さの石垣に囲まれた、東西、南北それぞれ約28mの台地となっています。
ここには礎石が1~2mおきに整然と並べられており、かつての穴蔵(天主の地階)にあたります。
※安土城だけは天守ではなく天主と表記します

安土城天主跡(滋賀県近江八幡市)

 

安土城天主跡(滋賀県近江八幡市)

 

 

本丸跡

安土城天主から少し降りたところにある本丸御殿跡です。「信長公記」によるとこの建物には天皇を招きいれる「御幸の間」があったとされています。

安土城本丸跡

 

 

摠見寺(そうけんじ)

安土城跡にある臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は「遠景山」と言います。

天正9年(1581年)頃、安土城郭内に信長が自らの菩提寺として創建しました。本能寺の変の後は焼失を免れ、慶長9年(1604年)に豊臣秀頼により書院や庫裏などが増築され、江戸時代になると長屋や土蔵なども建てられ、隆盛期には22棟の堂宇がありました。

江戸時代の安政元年(1854年)11月16日の火災により本道などほとんど消失しました。その後は大手道脇の伝徳川家康邸跡に寺地を移し仮本堂としています。今は礎石が三重塔の北に残っているだけとなります。

摠見寺(そうけんじ)

 

摠見寺(そうけんじ)

 

 

三重塔

安土山の中腹にある摠見寺三重塔は三間三重塔で、屋根は本瓦葺きです。
この三重塔は室町時代の建物です。
甲賀の長寿寺(現在の滋賀県甲賀市石部町)から移築したものとされています。

滋賀県近江八幡市安土城跡「摠見寺三重塔」

 

 

仁王門(楼門)

屋根は入母屋造り、本瓦葺きで、門内に安置されている木造の金剛力士像も門と並んで重要文化財に指定されています。

仁王門(楼門)

 

 

安土城跡へのアクセス情報

<所在地>
近江八幡市安土町下豊浦

<アクセス>
公共交通機関・・・JR琵琶湖線「安土駅」下車 徒歩 25分
車・・・名神竜王ICから20分

<入山料>
大人 700円
小人 200円
(摠見寺拝観料 別途500円)

<お問い合わせ>
安土駅前観光案内所
TEL:0748-46-4234
FAX:0748-46-4234

 

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