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光徳寺「堅田源兵衛の首」-滋賀県大津市-

(公開: 2017年04月09日)

光徳寺「堅田源兵衛の首」

真宗大谷派の寺院で創建は1361年(康安元年)覚忍により開創されたと伝えられています。
浄土真宗中興の祖である蓮如のために、自らの首を差し出すよう父源右兵衛を説得し、切らせて差し出したという漁師親子の殉教物語があります。

本堂前には「堅田源兵衛父子殉教之像」があります。

光徳寺「堅田源兵衛の首」

「御首級(みしるし)は本堂に安置」
拝観ご希望の方は、庫裡までお申し出下さい。申し出すると見る事が出来ます。

 

光徳寺「堅田源兵衛の首」

 

堅田源兵衛

浄土真宗中興の祖である蓮如は、比叡山延暦寺から迫害を受け、大津に滞在した時期がある。その間、蓮如は数年堅田に滞在し、堅田は町を挙げて延暦寺と戦って負けている(堅田大責)。比叡山に近い堅田の地を諦めた蓮如は越前に向かい、宗祖親鸞の木像を三井寺に預けた。

その後京都に戻った蓮如は、人の首を二つ差し出すなら木像を返そうと三井寺から言われる。それを聞いた堅田の漁師源兵衛は、父親を説得して、自分の首をはねてもらう。源兵衛の父親は、息子の首を三井寺に持って行き、自分の首もはねてくれと言った。

驚いた三井寺は親鸞の木像を返し、蓮如は「真宗復興の祖は源兵衛である」と涙したという。その後源兵衛の父親は巡礼の旅に出て、旅先の広島県福山市で亡くなっている。源兵衛の首は本堅田の光徳寺に祀られた。(というのが、光徳寺に伝わる話である。)

実は2011年の3月に、光徳寺のご住職から源兵衛さんの首を見せていただいた。
どくろ、それも小さな部類に入ると思われる、愛らしいものだった。

Katata/堅田さんのサイトから引用

 

光徳寺のアクセス情報

〒520-0242 大津市本堅田1-22-20

JR湖西線 「堅田駅」 下車 徒歩 20分
バス 10分 堅田出町下車

 

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